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漢詩作法入門講座

漢詩作法を勉強する前に

詩とは何か

「詩とは何か」。このことについては古来「詩とは志なり」と言われています。この考え方は漢詩人にはぜひとも必要なものであり、私もこの意見を奉じています。この考え方を補完するものとして適当かどうかは異論のあるところですが、今は先人の二つの書物から「詩とは何か」という部分について意見を引用してみます。

『新選詩学活法』より抄出

詩ハ志ナリ。乃チ自己ノ胸裏ニ発起スル所ノ意趣感情ヲ言辞ニ発表シ、聴クモノヲシテ又自己ノ感情ヲ伝悟感応セシムル者ナリ。而シテ今日ニ存シ、後世ヲシテ其ノ標準タラシムルモノハ詩経三百篇是ナリ。夫レ詩ノ三百篇タルヤ、秦朝ノ焼書ト共ニ滅亡シ、一旦ハ天下ニ此書ナキニ至リシモ、詩ハ文章ト同ジク文字ヲ以テ書キアラワセシモノナルモ、韻アリ、情アリ、調アリテ真味アル感情的ノ文字ナルヲ以テ、誰人モ之ヲ伝誦記憶シ得、之ヲ算集シテ遂ニ現在セル詩経ヲ取揃ヘタルモノナリトゾ。

本Webページの特徴

本邦の詩人を多く取り上げている。
杜甫や李白なども折を見て取り上げますが、我々が理解しやすい本邦の、しかも江戸後期以後の作家を中心に取り上げています。
作詩の参考になることを主眼に置いている。
各作家の代表作というものよりも、四季の題によるものや先人が詩会で教え諭すための作品を取り上げ、漢詩作りの参考になることを狙っているつもりです。
古典的(本格的)漢詩を取り扱う。
漢字をただ並べれば漢詩になるわけではありません。平仄、押韻、その他の規約を守り、その上でさらに詩美を追求したいと思っています。
詩話も掲載する。
作品を掲載するだけでなく、漢詩に関する様々な話題や漢詩作りのヒントも掲載します。
漢詩の復興を願う。
現在の漢詩人口は年々増加しているようですが、詩作ということに関してはそれとは比例していないようです。明治初期から昭和初期の間のような漢詩隆盛の時代が再び来ることを願っています。

滄洲とは何者か

二十代の中頃、ビジネスマン向けの中国古典入門のような本に出会い、それから中国古典に興味を持ち、最初は「論語」、「大学」、「老子」、「荘子」などを読み始め、「史記」、「十八史略」に出会い、歴史にも興味を持つようになる。その過程で「漢詩」に出会う。その後、広島県出身の太刀掛呂山詩宗のことを知ったが、時すでに遅く故人となられていた。もっと早く廻り逢いたかったと未だに残念である。以後、呂山詩宗の残された著述を頼りに詩作に励む。ただし、時間ばかり過ぎ、出来栄えの方はいま一つである。その他のプロフィールは以下のとおりである。



(C)Copyright 滄洲 山下弘隆 (e-mail:yamasita@hitp.ac.jp)


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