[PR]Ōt̍Dȋl񖞍:N50000l̊Ōt]EɗpI

5. 韻について

漢詩では、「韻を踏む」ということがよくいわれるますが、 この「韻」とはどういうものなのかについて説明します。 まず、「韻」とは、単純に言えば、その字のもつ響きのことです。この響きは全部で百六種類あり、 すべての文字はそのいずれかの響きを持っています。また、この百六種類の韻は、その発声法から、

  • 平声
  • 上声
  • 去声
  • 入声

の四つに分類(これを「四声」といいます。)しています。 さらに、「平声」は「上平声」「下平声」に分けられています。 また、百六種類の韻は、それぞれ違う響きを持っていますが、中にはその響きが似ているものもあります。 そこでこうした似ているものは、実際の「韻」は違うが、代用することが可能なものがあります。 これを「通韻」といい、古詩ではよく見られます。 これらの韻をまとめた表が詩韻韻目表とか韻字一覧表と呼ばれるもので、 漢和辞典の巻末などに付録とされています。

四声一〇六韻
平声上平   1東  2冬  3江  4支  5微  6魚  7虞  8斉  9佳 10灰  11真 12文 13元 14寒 15刪
下平   1先  2蕭  3肴  4豪  5歌  6麻  7陽  8庚  9青 10蒸  11尤 12侵 13覃 14塩 15咸
上声   1董  2腫  3講  4紙  5尾  6語  7麌  8薺  9蟹 10賄  11軫 12吻 13阮 14旱 15潸
16銑 17篠 18巧 19皓 20x  21馬 22養 23梗 24迥 25有 26寝 27感 28x 29x
去声   1送  2宋  3絳  4  5未  6御  7遇  8霽  9泰 10卦  11隊 12震 13問 14願 15翰
16諌 17霰 18嘯 19効 20号  21箇 22x 23漾 24敬 25径 26宥 27沁 28勘 29艶 30陥
入声   1屋  2沃  3覚  4質  5物  6月  7曷  8黠  9屑 10薬  11陌 12錫 13職 14緝 15合
16葉 17洽

x印の部分の漢字はJIS漢字では表記できないことを表しています。

次に「圏点」ということについて説明します。「圏点」とは、先に述べた「平上去入」を図示したものです。

平声上声去声入声
平声の圏点 上声の圏点 去声の圏点 入声の圏点

このように四角の○印によって四声を表わしています。 また、辞典によっては○の代わりに▲を使っているものもあります。 では、実際に漢和辞典によって韻を調べることに挑戦してみましょう。 まず、最初は、「声」という字について調べてみます。すると、辞書には次のように出ています。

  • 「声」 庚韻

これにより「声」という字は、平声の庚韻であることがわかります。 つぎに、「中」という字を同じ要領で調べてみると次のように出ています。

  • 「中」 (一)東韻 (二)送韻

これは、意味によって韻が異なることを表しています。すなわち、意味の所を見ると、

  • (一)うち、なか (二)あたる、あてる

となっていて、「中」という文字は「なか、うち」という意味で用いた場合は、平声の東韻ですが、 「あたる、あてる」という意味に用いた場合は、去声の送韻であることを表わしています。 このように文字によっては、同じ文字でも韻の使い方が違うと読み方が異なる場合があります。

先頭に戻る


[PR]޸2009M:{ő勉̊‹WɍsI