4. 結句を作る
では、七言絶句平起式を例に実際に作詩をしていきます。まず、平起式の平仄式は、
- 起句 ○○ ●● ●○◎ 韻
- 承句 ●● ○○ ●●◎ 韻
- 転句 ●● ○○ ○●● (○●●は●○●でもよい)
- 結句 ○○ ●● ●○◎ 韻
でした。これは、とても大切なものですから、必ず覚えてください。 まず、最初に「◎」に来る文字の韻を決めます。ここでは、上平声一東の韻を使うことにします。 平起式の結句は「●○◎」ですから、詩語表の東韻の「●○○」のグループから適当に三字を拾いだします。 ここでは、「一簾風」をとることにします。 下の三字が決まれば、「2. 句作りの練習」の要領で、上の「二字 + 二字」を選びます。 この場合、その上の平仄は「●●」ですから、「●●」あるいは「○●」のグループから二字の熟語をとってきます。 「排悶」をとることにします。その上は「○○」ですから、「○○」あるいは「●○」のグループから二字の熟語をとってきます。 「案頭」をとることにします。
- ●○ ○● ●○◎
- 案頭 排悶 一簾風
ここで、「案頭 悶を排す 一簾の風」と読んでみて、意味が通じるかどうか吟味します。 このように、詩語表には数多くの二字、三字の熟語があり、そこから言葉を拾う作業を繰り返すわけです。 そのためにも、ぜひ詩語表を常備してください。 また、意味の分からない詩語は、漢和辞典を調べることです。 では、同じ東韻を使って他にもいくつか結句を作ってみましょう。
- ●○ ●● ●○◎
- 夢醒 慰藉 一簾風
- ○○ ●● ●○◎
- 孤斟 遣悶 小楼中
- ●○ ●● ●○◎
- 読書 尽日 小楼中
