7. 吟味推敲
これまでの説明で何とか詩らしいものができました。
- ○○ ○● ●○◎
- 陰雲 窓暗 雨濛濛
- ○● ○○ ●●◎
- 簾外 紫陽 散午風
- ○● ○○ ○●●
- 竹径 泥深 無客訪
- ●○ ●● ●○◎
- 読書 遣悶 小楼中
これから全体を通して「吟味推敲」を行ないます。 たとえば、「小楼中」を「草盧中」としてみます。 この語が、詩語表の中にない場合、「草盧」は詩語表の●○グループにあれば、置き換えることが可能です。 このように慣れてくれば、詩語表の中にない詩語でも自分で作ることができるようになります。 また、「雨濛濛」を「望濛濛」、さらに「陰雲」を「沈雲」にしてみましょう。 そして最後に「梅天偶成」、「梅雨閑居」などの適当な題を付けてできあがりとなります。
-
推敲前
- ○ ○ ○ ● ● ○ ◎
- 陰 雲 窓 暗 雨 濛 濛
- ○ ● ○ ○ ● ● ◎
- 簾 外 紫 陽 散 午 風
- ○ ● ○ ○ ○ ● ●
- 竹 径 泥 深 無 客 訪
- ● ○ ● ● ● ○ ◎
- 読 書 遣 悶 小 楼 中
-
推敲後
- 「 梅 天 偶 成 」
- ○ ○ ○ ● ● ○ ◎
- 沈 雲 窓 暗 望 濛 濛 沈雲 窓は暗し 望、濛濛たり
- ○ ● ○ ○ ● ● ◎
- 簾 外 紫 陽 散 午 風 簾外の 紫陽 午風に散ず
- ○ ● ○ ○ ○ ● ●
- 竹 径 泥 深 無 客 訪 竹径 泥深うして 客の訪う無く
- ● ○ ● ● ● ○ ◎
- 読 書 遣 悶 草 盧 中 読書 遣悶 草盧の中
ここでは、説明の都合上簡単に吟味推敲を行っていますが、実際には、この吟味推敲が中々大変です。 しかし、この部分が漢詩作りの面白さでもあります。 最初は、思うようにいかないかもしれませんが、とにかく一首作ってみてください。 きっと、これまでとは違う世界が広がることでしょう。
