
江馬細香(エマ サイコウ)(1,787〜1,861)。 天明七年、大垣藩医江馬蘭斎の第二子、長女として生まれる。彼女は、父の手ほどきを受けて幼少より詩文に親しんでいた。また、墨竹、南宗画などもよくした。 文化十年(1,813)、頼山陽が蘭斎を訪れ、彼女は初めてこの偉大な文人と出会う。この山陽を介して、武元登登庵、浦上春琴、小石元瑞らの京の文人達との交流が始まり、詩画の技を大いに高める。一方、郷里においても、梁川星巌、村瀬藤城らと集い、詩社「白鴎社」を結び、盛んに詩酒を戦わせた。文久元年九月四日、七十五才で没。